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フラフラ病 その3

フラフラ病の経過報告です。
 
前世療法を受ける前から、めまいとふらつきに悩まされてきた私に変化が起こった。
詳しくは前世療法のページに詳述したので参照してもらうとするが、左肩甲骨の裏側からはじまった痛みが胸椎にも及び、一時は身動きさえままならないほどであった。

こんな痛みを感じるのは過去にもあった。
約一年前、どうにもならないフラフラに業を煮やし、ふと思いついて左の肩口、鎖骨の肩峰と肩甲骨の烏口突起の、2本の骨の間にズブリと指を突き入れたことがあった。
その瞬間、肩がストンと落ちたが、その夜は恐ろしく体が楽になり、これで完治かと思われた。
しかし、翌日から1週間ほど、地獄の苦しみが待っていた。
左腕が肩以上に上がらず、それ以上上げようとすると激痛が走る。
1週間ほどで自然に治ったが、それ以降、どんなにつらくても、肩にズブリ、などとやるのは止めたことはいうまでもない。

その時と同様の痛み。
しかしながら今回の痛みは、治ろうとする体のある種の反応のようにも思われ、スピリチュアルな面からの治療の有効性、つまり、前世療法を行うことの肯定的な反応のように思われた。
あるいは、治らせまいとする低級霊どもの干渉とも考えられるが。
いずれにせよ、その激痛のお陰で前世療法を受ける踏ん切りがついた。

もう一つの変化は、リハビリを受けていた病院のスタッフの対応だ。
特に、マッサージ師の一人に親身に診てもらえるようになったのが大きかった。
いつしか私はそのマッサージ師の専属の患者になり(カルテに名前が記入されてた)、そのマッサージ師に規定よりもかなり長い時間マッサージを受けられるようになった。
そして私の方も、希望をいうことができるようになり、ひどいコリを感じていた脊椎の左側を重点的にマッサージしてもらえるようになった。
いつもマッサージ師は右側ばかりを重点的に行い、左側はおざなりだったのだ。
それを言うと、マッサージ師がいうには、左よりも右の方が凝っているから、そちらを中心にやっていたという。
自分の症状をいい、脊椎の左側や頚椎の左側、頭骨の左下の部分を中心にマッサージしてもらえるようになって、ふらつきを感じる頻度は徐々に下がっていった。

マッサージ師と会話を交わす頻度も自然と多くなっていった。
ある日。
マッサージ師が左側を重点的にマッサージするうち、頚椎の左側にコリがあることを指摘してきた。 
それが原因ではないかという。
マッサージ師がいうには、軟骨のかけらが遊離しており、それがコリを作るという。 マッサージによってそのかけらを中に押し込めば楽になるといい、マッサージのたびにやってくれていた。
マッサージの後は確かに頚椎のコリが消えているので、言っていることの正しさは信じざるを得ない。
その原因について、首や頭を強打するようなことはなかったか、思い当たることはないかと聞いてきた。
発症の前にはなかった。
しかし、発症の20年前には思い当たる節はあった。

発症の20年前、17歳当時。
柔道部に所属していた私は練習中、受身の取れない、地を這うような背負い投げで投げられ、頭をしたたか強打した。
近くの整骨院に通って治療した記憶があった。

そのことをマッサージ師に話すと、それではないかという。
事故などでムチ打ちになり、治療がきちんとできていない場合、その時はよくなっても、10年後、20年後に影響が出てくる場合があるというのだ。
私の場合も発症は37歳、頭の強打は17歳で、20年の懸隔がある。
ビンゴ?
こうなると投げた相手、治療を完璧にしてくれなかった治療院が憎たらしくなるが、いまさら恨みつらみを言っても仕方がない。
根気よくリハビリに通って完治を待つことにした。

そして前世療法
詳細は措くとして、それを契機に、着実に回復してきた。
コンタクトレンズを装着しないとほぼ不可能だった車の運転も、近距離だったらメガネ着用でもできるようになってきた。
フラフラを感じる頻度も着実に減り、正常?な状態でいられる時間が増えてきていた。
また、左耳の奥に痛みを感じることがままあった。
多分、圧迫されていた神経か血流が戻ったことによる一時的な痛みだと思われた。
確実に三半規管もダメージを受けていたことが、これから明らかになった。

それから3ヶ月が経過した頃。
フラフラが出る頻度は、以前に比べれば圧倒的に低くなっていたが、それでも時に出ることがあり、30分以上の車の運転は、依然として怖くてすることができなかった。
そしてリハビリ。
このところ、リハビリの効果がなくなってきているような気がしていた。
それまでの治療の甲斐あってか、ひどいコリを感じるところがなくなってきていたため、治療機器を使用するプログラムは無論、マッサージ師によるマッサージを受けても、さほどよくなったという気がしないようになっていた。
フラフラは依然として出ることがあり、首や肩のコリも依然として感じられる。
ここらで整体治療などの、骨格へのアプローチをやってみるべきではないかという気がしていた。

整形外科でのリハビリ治療を受ける以前、整体治療を受けても1週間から1ヶ月程度しか治療効果が持続しなかったのは、ひどいコリがあったために筋肉が固まってしまっていて、骨格を矯正しても筋肉のクセが残るために、骨格が筋肉に引っ張られて元の病んだ状態に戻ってしまい、さほどの治療効果が得られなかったためではないかと思われたからだ。
整形外科でのリハビリプログラムをこの1年ほど続け、特にこの3ヶ月ほどでかなりコリが改善した現在なら、逆に、かなりの治療効果が得られるのではないかと思われた。
さらに、マッサージ師の指摘する、20年前の治療が不完全であるということに原因があるというのであれば、問題は頚椎にあるわけで、器具による牽引と、機械と人手によるマッサージからなる現在のリハビリプログラムでは根治は期待できないのではないかという気がしていた。

しかし、そう考えてはいても、整体治療を再度試すことはなかなかできなかった。
一つは、今住んでいる土地の周辺に信頼できる整体師がいなかったこと。
こちらに戻ってきた当初、あちこちの整体師にかかったが、思うような治療効果が得られなかったことが尾を引いていた。
もう一つは費用的な問題。
整体にかかるとなると数千円単位の出費となる。
これで治療効果があればよいが、なければドブに捨てるようなもの。
これまで、何度も整体治療を受け、その度に治らない失望感を味わってきていただけに、どうしても整体治療へのトライには二の足を踏んでしまっていた。

しかし、逡巡する私の背中を押す出来事があった。
ある日、いつものようにリハビリに行き、マッサージを受けていると、マッサージ師が話しかけてきた。
「どうですか、調子は?」
一生懸命やってくれてるマッサージ師には悪いが、ここは正直にいうことにし、
「いや、もう一つというところなんです…。」
と答えた。
すると、マッサージ師も回復のペースが悪くなっているのに気付いていたのか、しばらく逡巡した後、以前に自分が行ったことのある整骨院の話を始めた。
そのマッサージ師が寝違えて首を悪くした時、知人の紹介でその整骨院に行き、一回で治ったという。
しかも、そこはレーザー治療器なるものを置いていたそうで、マッサージ師はその(柔道)整復師の技術もさることながら、レーザー治療器に感心したらしく、
「やっぱ意識の高いところは違うわー、レーザーとか置いてあるんやもん。」
などと言っていた。
私が恐る恐る、どこにあるか尋ねると、マッサージ師は私が行くのを察したらしく、その整骨院の名称と大体の場所を教えてくれた。



マッサージ師というプロが絶賛するようなところなら、腕に問題のあろうはずがない。
しかも、整骨院ということで保険も利くから費用もさほどかからないし。
これは行くしかないと思った。
しかし、唯一の問題は距離。
自宅から20km近い距離だったのだ。
コスト面からも、ロケーションからも、移動手段は車しか考えられなかった。
ローカル線しか通っていない田舎で、しかも料金は都会とは違い、バカ高い。
車で行くコストの2倍から3倍。
車以外の選択肢はない。
車だと所要時間は約30分ほどとみられた。
自分が思っていた、当時の車での行動半径の限界に近い距離。
しかもコンタクトレンズをつけての距離であったが、コンタクトのストックも尽きていて、メガネを使用せざるを得ない。
メガネをかけての運転は、未だ10分以上、したことがなかった。
何度かメガネをかけてその程度の時間、運転した時、視界がグラグラしてきて平衡感覚が怪しくなり、浮遊感が生じて位置感覚が希薄になるという症状を自覚して以来、コンタクト無しでの長時間運転は避けてきたからだ。

何日か逡巡した後、意を決して(この程度で意を決すというのもおかしな話ではあるが)行くことにした。
電話帳で調べ、それらしき整骨院に電話をかけて営業時間と大体の場所を聞いた。
しかし、説明を受けても場所はサッパリわからない。
仕方なく、マッサージ師から聞いた話と、MapFanで調べた付近の地図を頼りに車を走らせることにした。

車を走らせて10分辺りから案の定、浮遊感がやってきた。
前車や白線、路側帯との距離感が次第にあやふやになっていく。
この状態になると、ボンネットやピラーといったものを基準点にして、そこからの見え方で距離を測り、ほとんどカンを頼りに運転するようになる。
ぶつからないことを祈りながら。
しかし、途中でさすがに危険を感じ、片側2車線の幹線道路から外れ、片側1車線の裏道を走る。
スピードが低く、横の車線に気を使わないで済む裏道の方がいくらか楽だと思われたからだ。
さらに車を走らせ、おおよそ40分ほどかかって整骨院の近くまで行き、さらに、地図とにらめっこしながら行きつ戻りつすること10分、ようやくのことで整骨院にたどり着いた。
着いた時はさすがにホッとした。
事故を起こすことなく、たどり着くことができたことに。
3年前、発症の直前まで、片道400kmの距離を走るのを全く問題にしなかった人間が、今ではわずか20kmの距離を走るだけのことに脂汗をかくような思いをするとは…。

受付を済ませ、しばし待つ。

ものの10分ほども待った後、施療室に招き入れられ、ベッドに座って待つようにいわれた。
しばらく待つと先生がやってきた。
症状を聞かれ、めまいとふらつきにこの3年間、苦しんできたことを説明する。
脳外科にいっても原因がわからなかったこと。
整体にいっても1ヶ月から最短1週間しか治療効果が持続しなかったこと。
今通っている整形外科でリハビリを受けるようになって随分軽快したが、このところ治療効果が出なくなってきていること、などを説明した。
先生は難しい顔。
耳のチェックはやったのかと聞かれた。
それもやったと答えると、そこで初めて自分の領域だと思ったようだ。
仰向けに寝るようにいわれ、そのとおり寝ると、首筋のチェックを始める。
異常を感じるのは左側だけなのかと再三確認され、私は、然りと答えた。
頚椎の2,3番の辺りに異常があるという。
そういえば、整形外科医もレントゲンでそこを指摘していた。
整形外科医はその異常を問題ないレベルと見ていたが、この先生は重視しているようだ。
マッサージ師もそうだった。

手技で治す治療に従事する人のほうが、愁訴を扱うケースが多いだけに、わずかな異常に対する感受性が強いのだろうと思う。
まあ、整形外科医は解放骨折だの粉砕骨折だのといった重大な負傷も扱うゆえ、愁訴のような、比較的軽微な症状に対する追及はおろそかになりがちなのかもしれないけど。
治療分野の整理とかやって欲しいと、個人的には思うところではある。

先生はさらに、耳の後ろ、乳様突起という骨突起から鎖骨にかけての筋肉の、左側の筋肉の張りを指摘した。
これが自律神経に影響を及ぼすという。
神経束でも通っているのだろう。
指摘された部分の筋肉の張りは、私も気になってはいた。
しかし、それが原因だと思わなかったし、治す方法も思いもよらなかったので、ずっと放置していた。
そんなところに原因の一端があったとは、思いもよらなかった。
先生は治療の方針を決めたようだ。
うつ伏せになるようにいわれ、指示に従う。
低周波(だろうと思う)治療器のパッドが左肩に当てられ、圧着度を高めるためらしいバンドがたすきに巻かれた。
さらにその上に振動するウェイトのようなものがドスンと置かれた。
低周波の強さを調節して、電気治療スタート。
これまでは結構軽視しがちだった低周波治療も、この日は効いた。
暗示効果も多少あり?
でも、左肩の筋肉の緊張がだいぶ楽になったように感じた。
治療を終えると、パッドやたすきバンドを取り外され、ウェイトだけを乗せられ、しばし待つ。

再び先生登場。
うつ伏せの状態で、首と肩の筋肉を中心にマッサージしていく。
筋肉の緊張を取るような、揺らすことに主眼を置いたマッサージ。
結構気持ちよかったが、背筋だけはくすぐったくてどうしても力が入ってしまう。
仰向けになるよう言われ、体をひっくり返すと、首筋を触診する先生。
しばらく触診した後、おもむろに頭をヒネる。
バキバキバキバキッ!
スンゴイ音がした。
さらに反対にヒネる。
バキバキバキッ!
さっきよりは小さかったが、それでもすごい鳴る。
私は自分の首がついてるか、半分マジで確認したいぐらいだった。
先生は何事もなかったかのように、「ハーイ。」と声をかけると、ベッドを移るように促す。
立ち上がった私に、
「かなり慢性化しているから、しばらくは毎日通ってな。」
「ん、毎日ですか?」
「うん、毎日。」
まあ、これで治るなら安いもの。
何せ保険診療になるから。
先生に毎日来ずともよいと言われるまで、毎日通うことを決めた。

今度はお待ちかねのレーザー治療。
レーザー治療器(参考リンク、モノは違うと思います)は、製造現場で使うYAGレーザ加工機みたいな代物だった。
本体は1mほどの高さで、そんなに大きくはない。
そこから光ファイバーでレーザが伝送されるようになっていて、光ファイバーはグニグニ曲がる。
先端には、レンズやらの入ったヘッドユニットがついてる。
CO2かな、それとも他の発生源使ってるかもしれない。
もうすでに産業用レーザーの現場から十数年経ったにもかかわらず、多少の興味はある私であった…。
ここで助手の先生と代わった。
ベッドにうつ伏せに寝るように言われる。
首筋の後ろ、頚椎の根元近くの左側の筋にレーザのヘッドが当てられる。
「ではスイッチ入れまーす。」
身構える私。
だってレーザ攻撃されるわけだから…。(~_~;)
スイッチが入ったらしく、電子音がする。
でも…。
なーんにも感じない。
拍子抜けするぐらい。
助手の先生曰く、レーザは全く感じないけれど、神経を活性化させる効果があるということらしい。
なーんにも感じないけど、しっかり効果はあるらしいのね。
痛みも何もないから、レーザ照射中、じっとしているというのが一番の忍耐を強いることだった…。
10分ほどで、照射終了。
「今日はこれで終わりでーす。」
と助手の先生の声に送り出され、施療室を出る。
料金を払い、帰途に着く。

帰り道、往路はあれほど恐怖だった車の運転が随分楽になってるのを自覚した。
レーザ?バキバキ?
いずれにしても、治療は効果的だったということだ。
完治を確信した私は帰り道、コンビニに寄って缶ビールを仕入れる。
自分一人でプレ快気祝い。
母は半分呆れてた。

数時間後、しかしながら、首筋が張ってきた。
バキバキやったお陰でリバウンドが出てるような気がした。
急激に筋膜を伸ばすわけで、どうしても筋膜や筋肉に損傷が出る。
故にこのようなリバウンドが出るのだと思われた。
ま、しかし、1回数千円もかかる整体と違って、1回500円(だった)の整骨院だから、気軽に通えるし。
そう思うと気が楽になった。

翌日。
やっぱり、首が重苦しい。
車で通うのはかなり恐怖があった。
でも、他に手段はない。
仕方なく、車で出る。
昨日ほどではないにしても、かなりフラフラが来た。
何とか幹線道路は走りきれたが、途中何度かフラつくのを自覚した。
バックミラーを見ると、後続車は随分後ろにいた。
ヤバイ車と思われたのだろう。
まあ、事実だから仕方ないけど、かなり屈辱的ではあった。
昨日ほどではないが、ほうほうの体で整骨院にたどり着く。

診察室に入ると、今度はすぐに低周波治療器による治療となった。
これだけでもけっこー楽にはなる。
家で使ってる家庭用のやつとどこが違うのだろうか。
低周波治療が終わり、しばし待ってると、先生登場。
「どうだった?」
と聞いてくる先生に、
「いや、結構運転がつらかったです。」
と答えると、先生はしばし考え込んだ。
そして、おもむろに口を開く先生。
「今日から治療の方法を変えるから。」
と言われる。
例によって(?)バキバキやられた後(発生音は昨日よりは低かった)、レーザ治療となる。
今度は仰向けに寝るよう言われた。
わけのわからんまま(わかるはずもないが)、仰向けに横たわる私。
先生は左の鎖骨の上を触診する。
触診しながら説明してくれるところによれば、自律神経が通っている筋が、耳の後ろの乳様突起から鎖骨の上まで通っているということで、そこの神経にレーザ治療を試みるという。
初日に張りを指摘された神経束にアプローチしようということのようだ。
鎖骨の上にヘッドユニットが置かれ、治療開始。
電子音を聞きながらじっとしてレーザ照射を受け、それで治療終了。



家路に着く車の中。
明らかに運転が楽になったのを自覚した。
昨日よりも。
首の後ろの神経束にアプローチした昨日よりも、乳様突起からの神経束にアプローチした今日の治療の方が効果的だったようだ。
ここ3年、ないほどの快調さで家に着く。
でもやっぱり数時間後にはリバウンドが結構来た。

翌日。
張りは結構ひどいが、フラフラは意外になく、かなり楽に運転ができた。
整骨院までの20km弱の道のりが相当に楽だった。
いつものように低周波治療を終え、しばし待つと、先生登場。
開口一番、
「どうだった?」
「いやー、楽でした。」
「そうか。・・・。じゃ、しばらく、このままでいく。」
と、治療方針決定。
低周波治療+バキバキ+鎖骨上へのレーザ治療というコースで治療を受けることになった。

治療を終えて帰宅後、やはりリバウンドがキツイので、その緩和と、マッサージ師への報告を兼ねて整形外科のリハビリを受ける。
牽引、マッサージ器と機械治療を受けたが、その段階でも体のコリが感じられる。
バキバキをやった反動が背筋や首の筋肉に出ているのだろう。
そしてマッサージ師によるマッサージ。
マッサージ師は、私へのマッサージを始めるとすぐに、
「どうでした?」
と聞いてきた。
「いや、かなりよかったですよ。 慢性化しているから、しばらく通わないと行けないと言われましたけど。 それと、リバウンドがやっぱりありますね。」
と、治療内容を報告し、リバウンドによるコリのことを言った。
マッサージ師は、首筋や背筋のコリを確認し、
「ああ、こういうのなら、マッサージで対応できるから。」
と、言ってくれた。
事実、マッサージを受けたあとは相当に楽になり、一段と治療効果が上がったように感じた。
バキバキやった後のリバウンドのケアの如何によって、治療効果が左右されるだろうことは、整体治療の時にも気付いていたが、数千円の治療を日に何度も受けるなどということはコスト的に考えられない。
マッサージにしても、まともに受けたら数千円が軽く吹っ飛ぶ。
でも、保険対応できる、整骨院→リハビリのコースなら、一日に両方の治療を受けても千円を切る。
施療内容は何とも贅沢であるが、コストはグンと安く、毎日受けられるレベルの金額になる。
しばらくは整骨院での治療に、必要に応じて整形外科でのリハビリを組み合わせることにした。

1週間、2週間と日を重ねるにつれ、リバウンドのレベルも軽くなって来た。
それとともに、3日に1回は行っていたリハビリも、1週間に1回も必要なくなって来た。
3週間も経つと、リハビリに行かなくても問題ないような状態になっていた。
整骨院の先生は、私の首を確認しながら、
「だいぶ良くなって来たな。」
と言うようになった。
車の運転も、ほとんど問題を感じないレベルにまで回復し、メガネ着用でも50〜60kmは走れそうに思えるようになった。
通い始めの頃から比べると、嘘のような回復ぶり。
このまま行くかと思われた。

雨の日。
朝起きた時から頭が重く感じられた。
整骨院までの道のり。
久々にフラフラが出て、結構怖い思いをした。
整骨院にたどり着き、治療を受ける。
レーザ治療の時、助手の先生に聞かれた。
「今日は大丈夫でした?」
「いや、つらかったです。」
「自律神経が悪い場合、雨とか、寒い日とかは良くない場合が多いですね。」
「ああ、そうですか。」
どうやら、私の症状は自律神経失調症と決まった模様である。
綺麗に当てはまるようだ。
原因がほぼつかめてるから治療は楽なんだけど。
フラフラ病改め、自律神経失調症としようかとも考えたが、ネーミングが結構気に入ってるからこのままでいく。
今日も、治療を受けると楽になった。

結局、私のこのフラフラ病は、頚椎の異常から自律神経が干渉されて起こる、自律神経失調症に収斂されるものと思われた。
医学的には。
しかし、年末、もう一つの原因がわかった。

ある日。
母の元に電話がかかって来た。
叔母からだった。
何と、めまいとフラつきに悩まされているという。
私のかかったフラフラ病の病状そのものではないか。
叔母に転移するとは。
・・・。
ここでしばし考えた。
霊的なものもあるのではないかと。
前世療法を受け、先祖が頼って来ていると聞き、自分なりのやり方で先祖供養をしてきた私だが、さすがに3ヶ月も過ぎると、嫡流でもない私に寄りかかってくる理不尽さに腹が立つようになり、4ヶ月弱の時点で止めてしまっていた。
これ以上自分に寄りかかってくるなら、憑依霊と同様とみなし、先祖でも許さないと宣言して。
そこで私に見切りをつけた先祖霊が叔母の方に行ったのではないかと。
症状の類似性からそう思った私は、叔母がこちらに来るのを知り、そのことを話そうと思っていた。

叔母が来た日。
母と3人で雑談をしていて、話がめまいの件になった。
話すべきかどうかと考えていた私だが、話を振られると、意を決して自分の考えを話した。
母は例によって懐疑的なようだったが、叔母は真剣に聞いていた。
ではどうしたらよいかと聞かれ、先祖供養をすることを勧めた。
どのようにと聞かれ、私のやった方法を話した。
なおも、どれぐらいやるのかなどと聞いてくるので、母同様、この叔母にも結構抑えつけられた記憶のある私はいささかキレながら、自分の思うようにやってみてはどうか、自分も前世療法のセラピストから、自分の思うようにやりなさいと言われ、自分の考えた方法でやったということを話すと、叔母も、私がやったのと同じように、般若心経を詠むようにすると言った。
その後で、めまいが始まったと訴える叔母の首や肩を確認する。
首筋や頭の付け根にコリがあり、それをマッサージしてやると、楽になったようだ。
代わりに私のほうがめまいが始まった。
先祖霊が乗り移ってきたのだろうか。
急いで自室にこもり、般若心経を唱えると、だいぶ楽になった。
やはり憑依による問題もあったようだ。
叔母の発病と来訪で、それを確認した。

さらにもう一つの原因を母が霊能者から聞いてきた。
霊能者によると、私のめまいの原因は左肩から来ているという。
左肩は確かに、関節がグリグリいったりして、何となく違和感を感じていた。
それも数年でなく、10年以上前から。
左肩の異常から腱が引っ張られてるのだろうか。
それも、原因としては論理的だと思われた。
しかしながら、整骨院の先生には何となく言い出せず、私は自分で何とかしようと、必死で考えた。
そしてあることに気付いた。
片手を肩の上から回し、もう一方の手を肩の下から回して背中で組み合わせる。
これが私の場合、右手を上にすると難なく組めるが、左手を上にすると、全然できない。
左右対称のはずが、左だけできない。 
左肩の異常のせいでできないのではないかと考えた。
それならば、できるように訓練するだけ。
訓練方法を考えた。
タオルを使い、両手でタオルを持ち、手を後ろに回して、左手を右手をできるだけ近づけるように、タオルを伝って両手の距離を縮める訓練をした。
左手、右手を交互に上にしながら。
ひとしきりやると、左肩にかなりストレスが来るが、張りが随分楽になるのを感じた。
こうなると、オ○ニーするサルの如くやるようになる。
日に何度も、タオルを手に取るようになった。
何日も続けるうち、左肩にちょっとした変化が現れた。

肩甲骨の裏側に感じられる筋肉の束が、ボコッ、ボコッと音を立てるような感じで動く。
脊椎から伸びている筋肉が変化したように感じられる。
肩口の筋肉がボキッと音を立てる。
これらは全て左側で起こる。
それだけ左半身の筋肉がアンバランスであったということだろう。

年末年始は、整形外科も整骨院も休みだったが、この運動を取り入れたためか、フラフラを感じることはなかった。
翌日に整骨院が開くという日になって、筋肉に疲労痛的な痛みを感じ、多少フラついた。
多分、筋肉が炎症を起こしているのだろう。
翌日は静養に努め、その翌日に整骨院に行くと、バキバキバキバキッ!と豪快な音。
また、体が変わったということだろう。

この調子でいけば、フラフラから開放される日も近いと思う。


私が三年強の間、苦しんできたフラフラ病は、どうやら、肩と首の異常と、霊的なものとの複合原因であるらしいことがわかった。
原因がわかったからといって、必ず治るというものでもないが、少なくとも対処の方法は見えてくる。
この半年、治癒に向けて大きく前進したように感じている。


フラフラ病体験記のリスト
 フラフラ病     
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 フラフラ病その4 
 フラフラ病その5

(19.01.09)
(最終更新 20.05.30)


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