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腎炎? 腎臓の痛み

小学校入学前にかかった急性腎炎の影響か、その後も腎臓が弱く、人の2倍以上の水を飲むようになっていたのですが、小学校卒業手前というところで、また血尿が出てしまいました。 
体もかなりだるく感じ、内臓の不調を思わせる状態でした。

このときの記憶は不思議なことにあまりないのですが、転居と両親の離婚という出来事が重なり、心理的ストレスが高まっていたことと、土地の水が体質に合わなかったのでしょうか。
後で分かったことですが、この土地、結石患者が多いとのことでした。
水質によるものだそうで、私の場合も、文字通り、水に合わなかったのでしょう。
このときは医者に行くことはせず、当時祖父宅に出入りしていた指圧師の方に見てもらいました。 
この先生によると、腎臓が硬くなっている状態で、医師に見せてもわからないだろうということでした。

そこで、この先生にしばらく祖父宅で指圧治療を受けることになりましたが、この治療がとにかく苦痛でした。
腎臓を指圧により揉みほぐしていったのですが、数十年間の指圧治療で鍛えた強靭な指がツボにしっかり入るのでとても痛く、あるとき、あまりの痛みに耐えかねて体に力を入れて抵抗したところ、指圧師の先生は何も言わずにそのまま帰っていってしまいました。 
私はといえば、罪悪感と開放感がない交ぜになった気分で、親の叱責も耳に入らない状態でした。 
しかしながら、治療をそのままにしていいはずもなく、結局、親と祖母が先生に詫びを入れ、数週間後に治療が始まりました。
治療は相変わらず痛かったのですが、きつくきつく叱られていた私は、さすがに今度は怒らせるわけにはいきませんので、黙って耐えていました。



施療中は寝た状態で行うので、テレビなどは見られないのですが、私は、壁にかけられた賞状額を鏡の代わりにテレビを見ることができることを発見し、唯一の楽しみとしていました。
先生もいつからか気づいていたようで、あるとき、テレビを見るために、もちろん賞状額を通してですが、やや不自然な姿勢で治療を受けていた私を親が咎めようとしたところ、その先生が「この子はあの賞状額を通してテレビをみているのだから」とかばってくれました。
驚いて先生を見た私に、先生はにっこりと笑いかけてくれました。このとき以来、先生に対して親近感が湧き、痛い治療もなるべく先生のやりやすいように脱力するなどして協力するようになりました。

結局、指圧治療は半年ほどは続いたのでしょうか。
ある日、突然に治療の終了を告げられたのですが、痛く、つらいはずの治療を受けずにすむのが、心なしかさびしくも感じました。

その後も親からの運動制限は続き、中学入学後、運動部などに続々と入部していくクラスメイトを尻目に私は運動部への入部を親に止められてしまいました。
入部もできず、と言って、文化部などというつまらないものをやる気もなく、ただただ学校と家とを往復する毎日でした。
中学2年生になってようやく、親からの運動制限と運動部への入部許可は出ましたが、それまでも運動部に入る入らないのやり取りでかなり親に対して頭にきていた私は、親へのあてつけから、「今から入っても遅いわ!」と言い放ち、その後も帰宅部を通しました。

でも、振り返ってみると、この時期に体を鍛えることができなかったのが、後々響いたような気がします。

そして、高校に入った私を、またも腎臓の痛みが襲いました


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(17.11)
(最終更新 19.10.23)

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