DISEASE
HOMEDISEASE>尿道炎
尿道炎

働き出してからは痛風患者であることを隠し、薬を飲まないでいたところ、痛風の症状がひどくなり、ついに会社公認で医者に行って、晴れて痛風患者を公称できるようになったわけですが、今度は尿道炎にかかってしまいました。

学生時代に痛風発作に襲われて以来、痛風発作の激痛とともに、その前から結石も経験するようになり、石だけでなく粉状の結晶が排尿時に出るという経験を度々するようになりました。
恐らく、血中尿酸濃度の上昇によって析出された尿酸結晶が、尿路から排泄されたのでしょうが、これが尿道を傷つけたのでしょうか。 
いつとはなく、パンツの前がゴワゴワになっているのに気付き、夢精もした覚えはないのにゴワゴワになるのはなぜかと訝しんでいると、そのゴワゴワがだんだんひどくなってきます。

当時は、朝8時半から夜10時まで拘束する会社の非人道的な扱いのため、若干25歳にもかかわらず、朝立ちもしない状態だったため、夢精をしてしまう可能性は皆無といっていい状態です。
また、超ド田舎に押し込められたため、恥ずかしながらではありますが、女性経験もない時期でしたので、性感染症の可能性もありません。

ある日、パンツを仔細に観察すると、なにやら膿のようなものがついているのを確認し、愕然となりました。
性病の恐れもないのに、パンツに膿がついている。
考え込みました。 
結論は、尿酸結石によって尿道が傷つけられての尿道炎の発症以外に考えられませんでした。
前に結石をやったこともありましたし。

珍しく休日出勤を強いられなかった土曜日。
痛風で痛い目にあった病院が総合病院であったので、そこの泌尿器科にかかりました。
泌尿器科の受付はなかなか魅力的な若い女性でした。
そこで、できるだけ、魅力たっぷりな表情を作りながら問診表に症状を記入し、提出すると、やや表情をしかめながらも、それでも事務的に作業しながら、「しばらくお待ちください。」と声をかけてくれました。
その言葉通りしばらく待った後、呼ばれて診察室に入ります。

外来の医師は中年の男性医師でした。
そこで、パンツに膿のようなものが付着していること。
痛風を患っており、尿酸結晶が尿道内に流れ込んで起こった尿道炎でないかと疑っていることを説明しました。
医師は一言、
「最近S○Xをしたことは?」
「いいえ、ないです。(この○年あまり)」
「風俗店へは?」
「ないです。(風俗店なんぞ行くか、ワレ。)」
「・・・してないはずはないよ、どこかで移されてきたんだろう。これは淋病だと思うがね。誰かに移されたに違いないよ。」

横にいた看護婦さんは気まずそうな顔をしていました。
「(目が点)いや、まったくそういうことはないんですが。(こっ恥ずかしいことを何度も言わすな、このトンマ。)」
「・・・まーいい。検査をすればすぐわかるからね。」
「・・・(えーえーそうしてくださいや、このボケ。)」
「じゃ、そこに横になって、パンツを下ろして。」
私は頭が真っ白になりましたが、あらかじめ覚悟をしてきましたので、それでも人形のように動いて診察台に横になり、パンツを下ろしました。

看護婦さんは中年の感じのよさそうな人でした。
その看護婦さんがなにやら棒のようなものを持って近づいてきます。
「ごめんねー。」と、しきりに言いながら。
なかなか感じの良い人だったせいか、不思議に羞恥心もなく、平静だったことを覚えています。
看護婦さんは私の○○をつかむと、尿道口を上向かせ、棒を尿道の中に押し入れます。 
棒を軽くこね回して組織をそぎ取られました。
尿道に棒が入ったときはそんなに痛みはなかったのですが、組織をそぎとられたときはさすがに痛みが走り、思わず声が出ました。
看護婦さんは「ごめんねー、ごめんねー。」と繰り返しながら、棒を引き抜き、作業終了です。
ズボンを上げた私に医師は、「数日で結果が出るから、聞きにくるように。一応、抗生物質を渡しておくから。」と告げました。



私は、次回の来院日、この医師をどうイタブッテやろうかと考えながら診察室を後にし、レシートを受け取るために、受付前で待ちました。
名前を呼ばれ、受付に近づくと、さっきと同じ妙齢の女性は診察室でのやり取りを聞いていたのか、淋病を移された哀れな遊び人(?)の私に対して敵意たっぷりの視線を注いでくれました。
私は、その豹変ぶりに憮然としながらも、レシートを受け取り、悄然と泌尿器科を後にしました。
もらった抗生物質はよく効きました。
3日ほどで膿も出なくなりました。
やはり尿道炎に違いないと、私は自分の分析力を誇りに思いました。

1週間後の土曜日、その日も強制休日出勤はなかったため、私は泌尿器科に再度行きました。
受付の女の子は私を覚えていたようで、相変わらず、無愛想極まりない態度で接します。
それにメゲずに診察を待ち、診察室に入りました。

医師は、先週の医師と同じでした。どんな言葉をかけてくるのかと待ち構えていると、開口一番、
「うん、尿道炎のようだね。」
と、ごくあっさりと宣ってくれました。
「抗生物質は効いたでしょう。」
「・・・はい。(唖然としながら)」
「もう、膿は出ないかな。」
「・・・ええ。」
「それでは、もう投薬の必要もないでしょう。」
ごく、あっさりと診察は終了しました。

受付でレシートを受け取る際、あの無愛想極まりなかった女の子は打って変わって媚笑100%になってました。
まあ、なーんもない地元の、エリート社員(自分でいうし)を前にしてるわけですから・・・。
遊び人の嫌疑は晴れ、性的興味の対象になったのでしょうが、私は完全無視で、さっさとレシートを受け取ると、その場を後にしました。
なかなかいい女ではありましたが、先入観で人を判断し、また豹変するような女ではいけません。

その後も、粉末状の結晶はよく出ますが、とりあえず尿道炎にはならずに済んでます。

(17.11)
(最終更新 19.11.03)

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