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| ○ パワーマンを見つける。 |
私の店舗マネージメントは、パワーマンを見つけることから始まりました。 パワーマンとは、その店舗、あるいは組織を運営するのに、力を持っている人間のことを指します。 パワーマンは、職制とは大きな相関関係はありません。 この人がやるならば、という感じで、人を自然に行動に駆りたてるような力を持つ人間、そういった人間を、私はパワーマンと呼んでいます。 私がマネージメントを担当した焼き鳥チェーン店で最初に心がけたこと。 それがパワーマンを見つけ、その人間とよい関係を作り、改革を円滑に進めることでした。 最初にパワーマンかと思ったのが、そこに17年ほど在籍していた古株の店長。 確かに彼の号令一下、スタッフが動いているように見えました。 しかし、彼は遅刻・早退の常習犯。 後に、仲間をただ食いさせていたことまで判明したほど、どうしようもない人間だということが直にわかりました。 そして、スタッフの挙動を見ていると、古株の店長だから仕方がない、社長のお気に入りだから仕方がないといった、ネガティブな動機での服従行動しか見られないことに気付きました。 無理やり抑えつけるような人間はパワーマンではありえません。 パワーマンを再度、探す羽目になりました。 そこで次に見つけたのが、二番目に古株の店長でした。 当初は重要視していなかった彼ですが、その気になって見ていくと、彼の差配の下に何となく人が動いていることがわかりました。 大きな人望を持っているように見えます。 他のスタッフからも、彼に対して敬意を払う発言が聞こえてきました。 どうやら、彼がパワーマンのように見えます。 しかし、なぜわからなかったのか。 私は、意識して彼とコミュニケーションをとるようにしていきました。 その気になって話すと、彼は饒舌でした。 アイディア、不満、要望が胸に渦巻いているのがわかりました。 ただ、古株の店長に遠慮して、なかなか自分の意見を表に出していなかっただけであるということがわかり、私は店舗運営面においていくつか彼の要望を取り入れるようにしてみました。 すると、直に変化が生まれました。 なかなか意見を言わなかった店長でしたが、私が上の人間と喧嘩をしてでもいいと思ったことは通す人間であると知ると、何くれとなく相談事を持ちかけてくれるようになりました。 もちろん、可能なことも不可能なこともありますが、必ず自分の意見を言った上で理由を説明すれば、大抵は納得してくれるようになり、周りのスタッフも、パワーマンたるその店長が私を立ててくれるのを見て、私の言うことならば聞かなければならないという雰囲気になってきました。 もちろん、スタッフとの意見の食い違い、口論などは日常茶飯事のようにありました。 しかし、いつのときも理と意を尽くして対話を心がけていたためか、後にしこりを残すようなことはほとんどありませんでした。 私の言葉が足りないときは、パワーマンがフォローをしてくれたことも幾度となくありました。 組織を動かすのに必要なことはパワーマンを掴むことであると信じ、実行したことが、成果を上げることが出来た基礎となりました。 マネージメントトップページ 飲食ビジネスノウハウ集 |
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