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○ POPはこう使った。

POPは使い方によっては大きな効果を呼びますが、反面、わずらわしいと思うことも多々あります。

私も就任当初は、POPを単純に使えばいいものと思い、イラストレータを駆使していろいろとトライをしましたが、スタッフからの評価は悪く、客からの反響もなく、で散々でした。 

どうも焼き鳥という業態には、店内POPは煩わしいだけで効果は薄いのではないかと思われました。 
そこで店内POPを取りやめ、玄関に出しているイーゼルスタンドに、A3サイズでPOPを展示することにしました。 POPに使う写真はイメージ写真などを避け、店内や食材の写真を用い、店舗の魅力をストレートにアピールするものにしました。 
特に、食材の写真は有効であったように思います。 
一串120円から、中心価格帯が150円という高さが一見客を尻込みさせていた部分もあったようで、一串のボリュームをダイレクトにアピールした写真は、見る人にコストパフォーマンスを正確に認識してもらえる効果があり、有効だったと思います。 

また、キャッチコピーには、こだわりを持っている部分を紹介し、他とは違う、うちの店ならではの要素をアピールして、訴求力を高めるようにしました。 
こちらのPOPはおおむね好評であったようです。 例によって入り口を眺めていると、通りすぎる人たちの何人かはイーゼルに目を向けてくれます。 
立ち止まって見てくれる人もチラホラ。 
そのまま入ってくれる人もいましたし、歩み去ってくれる人もいましたが、興味を引くことには成功したようです。 
スタッフの反応も上々で、新しいPOPを作って一月もすると、「そろそろイーゼルを替えませんか。」と催促がかかってきます。 
3店舗もあるので、そうなると、今度は私のほうがアイディアをひねり出すのに七転八倒することになりました。(笑)



では、店内POPのほうは諦めたかというと、そんなこともありません。
売上のなかなか上がらなかった店舗では、新メニューを次々と投入しましたが、その新メニューをアピールするのに使いました。 
客席に置くスタンドPOPとA4サイズのPOPを壁に張る方法の2通りを使いましたが、それまで店内POPをほとんど使わなかっただけに、逆に新鮮だったようで、一定の効果があったように感じました。 
壁POPは新入荷の酒類の引きが良く、スタンドPOPはデザート類の効果が高かったと感じています。 
壁POPは、焼き鳥店という店舗の性格を考え、文字だけでストレートに書き、スタンドPOPは、デザートというメニューの性格を考えて、写真を入れたもの、言ってみればファミレスにあるような感じのものを作りました。 


イーゼル、壁、スタンド、と、3種のPOPを使用していたわけですが、やはり、玄関口に飾るイーゼルPOPが制作数も多く、効果も高かったように思います。 
ひと昔、ふた昔前はショーケースがあって、メニューの見本があったわけですが、現在、そういうものを置いている店はほとんどありません。
センスを気にする店ほどそうです。
店内掲示は、後に述べるメニューブックとの関係上、それほど重要視しませんでした。




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