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ブライアン=ワイス

ブライアン=ワイスの著書の極私的レビューページです。
前世療法を世に広め、全米、そして全世界にセンセーションを起こした精神科医。
私も彼の著書を読み、自分も前世療法を受ける決心をしました。
この三部作は、心身の悩みを持っている方に、自信を持ってお勧めします。


前世療法T・U、未来世療法
                        
米国の精神科医、ブライアン=ワイス博士の著書、「前世療法」は、恐らく、科学者が前世の存在を認証した(実証ではない、念のため)、そして世間に認知された初めての書物ではなかろうか。
これまでにも同様の書物もあったかもしれないが、ここまで世間に認知されてはいないはずだ。
博士の著書は30カ国語以上に翻訳されているという。
それだけのインパクトを持った著書だということだ。

私のこの本を手にしたのは十数年前。
刊行後しばらくのことだったと思う。
親が霊的なことに大変興味があり、この本も買ってきた。
読み終わるのを待って読んでみると、なかなか衝撃的なことを書いてあったが、既に平井和正のウルフガイシリーズや幻魔大戦シリーズを読み、転生輪廻についての知識があったので、これまでの知識を違う側面から傍証した形になる本書は非常に興味深かった。
そして昨年夏、前世療法を受けようと決心する前に改めて読み返した。
さらに続刊となる「前世療法U」、「未来世療法」と、親が買い揃えてあった三部作を一気に読んでしまった。
刊行から十数年を経た今でも、十分にインパクトを与える、そして魅力的な書物だった。

この本が出版された当時の日本国内の状況を考えれば、当時、理解できた人は少なかったのではないかと思われる。
今日、インターネットで「前世療法」で検索すれば、それこそ山のようにサイト(このサイトも含めて)が出てくることを考えれば、隔世の感すらある。
ひとつの書籍がどれだけのインパクトを与えられるかという好例ではなかろうか。

本題のレビューに入る。
前世療法T・Uはワイス博士の患者に施した前世退行催眠の記録である。
精神科の催眠療法のひとつとして確立されていた年齢退行催眠。
しかしキャサリンという、深刻な水への恐怖のほか、いくつかの問題を抱えた患者に対しては、年齢退行催眠を施してもはかばかしい結果が得られなかった。
思い悩んだワイス博士はある日のセッションでこういった。
「あなたがその原因を持った時点まで戻りなさい。」
するとキャサリンは、彼女の生を飛び越え、過去に生きた時代の記憶を語り始めた。
ワイス博士は驚きながらも、年齢退行催眠と同様のセラピーを施す。
すると、キャサリンの症状は劇的に回復した・・・。
ワイス博士は以後もキャサリンとのセッションを重ねる。
年齢退行を飛び越えた、前世退行催眠が有効な方法であることがわかり、キャサリンとのセッションを通してその可能性を探ることと、彼自身の学術的な興味とに駆られて。
キャサリンはいくつもの過去生の記憶を語る。
セッションを重ねるにつれ、問題を乗り越えていくキャサリン。
前世療法の有効性を目の当たりにする博士。
さらに、セッションに度々出現するようになった、博士が「マスター」と呼ぶ、深い叡智を備えた存在。
博士は科学者としての存在を危うくしかねないそのセッションの記録を、数年の間思い悩んだ末、世に出した。
氏の著書、「前世療法」はアメリカで一大センセーションを起こした。
ワイス博士の元には、多くの精神科医からの激励と共感のメッセージが寄せられる。
そして続刊を刊行。
さらに、ここで取り上げる「未来世療法」など、いくつかの著書を世に送り出すことになる。

「前世療法」がセンセーションを起こした理由。
現役の精神科医が、前世と、輪廻転生の存在を是認する著書を書いたことだろう。
彼の起こしたセンセーションを日本人が理解することは難しいだろう。
というのは、キリスト教社会であるアメリカと、神道・仏教社会である日本。
前世と輪廻転生の認識に大きな違いがあるからだ。
キリスト教は、特にカトリックは輪廻転生の存在を認めていない。
初期のキリスト教では輪廻転生を認めていたようだが、いつしか認めないようになってしまった。
翻って日本では、前世の存在も輪廻転生という言葉も仏教によってもたらされ、魂の生まれ変わりを(何となく)認識している空気がある。
そのような宗教的背景を考えて、改めてこの著書が出た意味を考えると、その意義は極めて大きなものがあると思う。
また、ワイス博士の、情緒的にならず、あくまでも科学者としての客観性を維持した著述姿勢も、評価の一助となっただろう。
前世療法のセッションによって引き出された前世記憶が虚偽のものか真実のものかを、ワイス博士は"公式には"問題にしていない。
前世療法によって引き出される結果が、ある症例に対して非常に有効であることを示し、前世記憶を語らせ、それを癒すことによって症状を好転させることができることのみを重視しているその姿勢が、オカルト的な書物や勢力と一線を画し、科学的な評価を可能にし、世に受け入れられたひとつの要素であろうか。
しかし、マスターの語ったワイス博士の家族にまつわる事実、そして前世療法を受けた患者の前世と今生の相関性を語る視座からは、輪廻転生についての揺るぎ無い確信があるように思う。

前世療法自体は、催眠療法の確立と相前後してそのような症例が存在していたようだ。
しかし、公式に語られることはなかった。
そして、ワイス博士の「前世療法」がそのパンドラの箱を開けた形になった。
ワイス博士の著書が、前世療法について公然と語るきっかけを作り、その後のムーブメントを決定付けたのだ。
「前世療法」の後書きによれば、一躍時の人となったワイス博士はテレビに出演し、その場でTVキャスターに前世退行催眠をかけたという。
通常3〜5%とされる前世退行が、このときは成功し、そのTVキャスターはいくつかの前世を思い出すことになった。
周りのスタッフは、TVキャスターが語る前世と今生の相関性に身を震わせたという。
アウトドアライフを好むキャスターが、きこりであった前世を語り始めたからだ。
このようなハプニングも、前世療法のセンセーションをさらに大きくしたことは想像に難くない。

スピリチュアルなことに関心を持つ人にとっては、ワイス博士の近著、「未来世療法」のほうがインパクトは強いかもしれない。
退行催眠により、過去生に退行したのと同様に、未来生を垣間見ることができるというのだ。
そして、未来は変えられるということ。
占いや予言に関心を持つ人々にとっては、このことは衝撃的かもしれない。
これらの人々は予言や占いの結果により、未来は一本のレールのように、変えられないものだという先入観を持ってしまいがちであろう。
しかしながら、ワイス博士の行った未来世療法では、過去世退行や未来世探訪(というのがよいのかわからないが)、セラピーによって、患者が経験する未来が変えられるということが示されている。
我々は魂の宿題ともいうべきテーマと向き合いながら生きている。
前世療法やセラピーなどにより、その宿題をこなし、より明るい未来を招来することが出来るということ。
これは、ワイス博士と、彼を導いた存在からの大きな贈り物ではなかろうか。
どんな人も明るい未来を生きる権利と可能性を持っている。
そのことに勇気づけられるのは、私だけではあるまい。
付け加えるならば、必ずしも前世療法やセラピーを受けなければ明るい未来は来ないというものではない。
しかしながら、自分ではどうにもできないような問題を抱えた人にとっては、前世療法や退行催眠は有効な手段となりうるということはできる。

私自身、二年以上もフラフラ病(個人的に命名)に苦しめられ、一時はたった2kmも車で運転できないほどだった。
万策窮して前世療法を受け、大いなる癒しと希望をもらった。
うまくいかなかった親との関係も円滑になり、何をやっても治る気配のなかったフラフラ病も、その前後からグングン良くなってきた。
その後、良い整骨院も見つかり、今ではフラフラの出る頻度は大幅に減った。
完治とはいいがたい状況ではあるが、前世療法を受けなければ、ここまで良くなることはなかったと思う。
セラピストも霊的な知識と能力のある人で、これまた苦しめられてきた霊現象についても良いアドバイスをもらうことができた。
そして、そのセッションで高次の存在からもらった“ギフト”の意味を考えて、今は個人で事業を行うことに邁進している。
これまでの人生を俯瞰しても、自分で立つことが必要なのだろうと思うからだ。
このような視座を得られたことも、前世療法からの“ギフト”なのだろう。

(19.05.08)

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