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中丸 薫

国際政治評論家から転じ、最近はアセンション、精神世界関連の書籍を多く出版している人物。
明治天皇の孫と称している。

この人はかなり疑わしい。
経歴を見ると(リンク)アメリカの大学を卒業後、スイスに渡り、機械関係の会社を設立し、活動していたらしい。
その後結婚・退職した後国際政治評論家としての活動を開始している。
世界の著名人にインタビューを行う番組で一躍有名になり、その後、闇の権力を批判する著作をものし、精神世界関連の活動を開始。
最近はアセンション関連の書物を多く出している。
大学卒業後、なぜスイスですぐに活動できたのか。
なぜ世界の著名人に次々とインタビューができたのか。
闇の勢力を批判しつつ、彼らの代理人を称揚する記述を行うなど、かなり矛盾があると感じる。
スイスという国のことを考えると、この経緯を推測することはできる。
前世がアマテラスだったといったり、卑弥呼だったといったり、2億回以上転生しているといったり。
UAEを訪問したときに光の柱に体を貫かれる体験をし、それ以来生き方を変え、人類のための活動をしてきたという。
私自身は著作の内容は、いいところだけを吸収し、問題と思われる箇所は信じないようにしている。



この国を変える力

天と地と

この国を変える力

2008年2月に上梓された本書。

前半部は最近の著者のアセンション関連の書籍と大筋では変わるところはない、といっては言い過ぎかもしれないが、よく似たような記述が随所に出てくる。
一部に新しい記述があるが、ネットの世界を渉猟して得られる情報ばかりなので、少々退屈になるかもしれない。

後半部はかなり面白く読んだ。
ハゲタカをはねつけた話や、ハゲタカがヤケドを負って日本市場から撤退しつつある話は痛快である。
武士道や古神道に注目し、これらが日本を再生させる鍵だとしているのは、なかなか慧眼である。
宮本武蔵の「五輪書」がNYの書店で売られているという話は興味深く読んだ。
「武士道」は日本国内よりも海外での評価が高いようだ。
日本人は当たり前に持ってる価値観が、外国の人間には当たり前でないから、新鮮なのだろう。
内容は概ね、ためになるというところだろうか。

問題点はいくつかあって、闇の代理人を称揚する記述が多いこと。
アベ前ソーリとか、フクダ元ソーリとか、アル・ゴアとか。
この連中はみなアレだから。
岸信介がA級戦犯にもかかわらず、巣鴨プリズンから出てこられたのは何でかな?
アベは彼の孫だし、フクダは彼のライン上の人物。
闇の勢力に反旗を翻し、ロッキードでやられた田中角栄と角福戦争を戦ったのは何でかと考えるとよくわかる。
アル・ゴアは「不都合な真実」の“不都合な真実”(そのひとつをリンク)が、ネットでいろいろ暴かれている。
彼は原子力に関係する一族らしい。
石油同様、ウランでもそーゆーことはあるので、その中で見目麗しいのをプロパガンダ要員にしたというところなんだろう。
石油を減らして原子力を使いましょうという。
石油はもう何十年も可採埋蔵量は30年のまま。
原子力は一見、石油よりも安く発電できるように見えるが、当然ながらトータルコストはメチャクチャ高い。
輸送費や最終処分費を考えればわかるでしょ。
そして、ウランは地球のバランサーとして機能してるという啓示もあるぐらいで、これを採るのは非常に危険なことなんだけどね。

靖国神社を礼賛しているのも非常に危険なところ。
古神道と国家神道は全然別のもの。
国家神道は、天皇制で儲けたい輩や日本の屋台骨を潰したい輩がメチャクチャな論理を振りかざして作ったモノ。
あんなものを古神道と一緒にされてはたまらない。
国のためとかいって虐殺やらかしたような連中を神様にするようではいけません。
それでもBC級戦犯に大きな罪はないかもしれない。
問題はA級戦犯。
この中に国を売った輩がいる。
昭和天皇は、A級戦犯が合祀された後、それまで幾度となく行っていた靖国神社参拝を止めてしまった。
今上天皇も靖国神社には行っていない。
昭和天皇の思いを知っているのだろう。

少々うがった見方をすると、この本は彼女の交流のあった人物や見聞した情報をつなぎ合わせて書くことも出来るように思う。
どうも、よその本で見たような記述がよく出てくる。
そういう情報をまとめて本にして、知らない読者に紹介するというのは、それはそれで意義のあることなので否定はしないけど。
自己修飾の多いところも気になるところではある。

彼女の父で、明治天皇の隠し子とされる人物の写真が本書に掲載されている。
写真を見ると、確かに品のよい容姿で、隠し子と言われてもおかしくないように思われる。
彼女と比べると、かなり品に差があるように思われるのは気のせいか。

全体の内容はよく、フツーの人が知らない情報もたくさんあり、読んで損はないと思うが、ただし、情報に取捨選択の必要はある。
他の情報とクロスチェックしないと、その真偽はわかりにくいと思う。
天と地と 

この人の本は、母や親戚がよく買うので、私も少なからぬ数を読んでいる。

国際ジャーナリストとしてロックフェラーやイラクのフセイン元大統領、リビアのカダフィ大佐らにインタビューした経歴を持ちながら、UAEを訪問したときに光の柱に体を貫かれる体験をし、それ以来生き方を変え、人類のための活動をしてきたという人。

ロックフェラーに代表される国際金融勢力の陰謀を明かした本からアセンションに関する本まで、この人の著作は豊富だが、この本はこれ以前に出版された著作のエッセンスをすべて凝縮し、さらにいくつか得たことを書き加えたような本になっている。
この人の本を何冊か読んでいる人なら、前半部は読み飛ばしてもかまわない。
後半部にいくつか新たな知見はあるが、そのいくつかは他の人が書いているものの焼き直しであるように感じた。
地底世界についての記述は、別の本に詳しいし、オーバラップする部分が多くて私にはちょっと受け付けなかった。
ロックフェラーと対決するといいながら、そちら側の人間を持ち上げるようなことを書いてあるのも、個人的にはどうかと思う。
この人は彼らと一時期親しくしていただけに、まだ完全に影響下から脱していないように思われる部分がある。
そのあたりがもうひとつ、私には信頼感のないところではある。
それでも、いくつかためになることは書かれていたので、ちょっとは勉強にはなった。

スピリチュアル系の本をはじめて手に取る人で、どれにしようかというときには、2012年にかけての事柄を、わかりやすい文章で平易に説明しているので、アセンションに関する基礎知識を得るための入門書のグループのひとつとしては、評価できる部分はある。

スピリチュアルやアセンション系の書物については、いくつもの情報が錯綜している状態であり、真偽がいずれともつかない状態が続いている。
個人的な意見として、この本は、書かれた事柄についてクロスチェックを必要とする本のグループに入ることも付記しておく。


(20.04.30)
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